楽器を始めてみると気になるのがバンドですよね。
など、「初めてバンドを組んだんだけれど、何をすれば良いのかわからない」という人は少なくないでしょう。
誰もが最初は初心者。バンドメンバーに聞いても会話が続かない。みんなは通じているみたいだけれど、質問しにくくて遠慮してしまう。そんなこともよくあるでしょう。
メンバーがそろって一緒に音を出すことができたら、すでにバンドは歩きはじめています。そんなあなたにもできる魅力的な練習方法をご紹介しましょう。
▼参考:バンド練習につきもののリハーサルスタジオ。マナーにも気をつけたいですね。▼
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どんな役割があるのか、どんなフレーズなのか。自分のパートを1つずつ覚えていきましょう。
以前、クリスコールマンが言っていました。「音楽を聴く」ことが9割、「フィジカルなトレーニング」が1割。
多くのプロミュージシャンが「完コピは当然」って言ってるよ。
「完コピ」の度合いは人それぞれなので意味の共通化は難しいかも。しかし、「フレーズを全て覚える」と目標を定めれば、あなたにもできない話ではありません。
課題曲を何度も聴いて、フレーズを覚えてしまいましょう。曲を覚えてしまえば、演奏できるようになったも同然です。
曲とフレーズを覚えたら、演奏できそうなフレーズから繰り返し練習してみましょう。最初は好きなフレーズをひとつだけでも平気。
フレーズとフレーズのつなぎ目はとても重要。複数のフレーズができるようになったら「フレーズのつなぎ目」も練習してみましょう。意識しなくてもなめらかに続くよう、得意領域を増やしていきます。
音源に合わせて繰り返しながら、フレーズを部分的に練習する方法は定番の練習方法です。以前はカセットテープを繰り返し、巻き戻しながら部分的に練習しました。今はICレコーダーに「A-Bリピート」などの機能があるので活用してみましょう。
自分の演奏を録音・録画してプレイバック(再生チェック)することも重要なポイント。演奏してみて「うまくできた!」と思っても、聴き返すと「あれ?こんなはずじゃ」ということはよくあります。音の出だし・音色・リズムを客観的に確認することが大切になってきます。
楽譜のない曲を練習するのはとても大変。そんなときは「耳コピ」です。最初は難しいかもしれません。できるだけ自分で音を聴きとりながらフレーズを解析していきましょう。
難しい和音・複雑なフレーズがあってもひとつずつ進めましょう。ここは根気と闘うところです。
「聴くこと9割・練習1割」です。1度聴いてすぐに解析できなくて当然なのです。そのくらい「聴くこと」が大切。しかし、ひとつずつ自分で聴き分けることができるようになると自分でも演奏できるようになります。
自分で耳コピしたフレーズも最初は思い込み。音程が難しければ、最初はリズム譜やタブ譜でも構いません。歌を担当する人もリズムを書き出してみましょう。
聴きながら演奏しているとどうしても思い込みが入ってしまいます。バンドのメンバーから「そこは違うよ」と言われても気付かないのは第一印象などから「こういうフレーズだ」と思い込んでしまっているから。
書き出した譜面を見ながら音源を聴いてみましょう。「あれ?」と思う部分が出てくるはず。
違和感がなくなったら「耳コピ」完成です。
暗譜や歌詞カードだけでも歌うことはできます。しかし、譜面に書き出すことで、より迫力のある演奏にすることができるのです。
自分の演奏ができるようになったら、他のパートも聴いてみましょう。演奏できるようになれば素晴らしいですが、他のパートを聴き・覚えるだけでも十分に効果があります。
音楽はメンバーが一緒に演奏して成り立ちます。他のパートが何をしているか知らないままでは、自分の演奏を引き立てることもできません。バンドメンバーでスタジオに入り、演奏が終わったあと何をすれば良いのかわからないときの大きな理由です。
メンバー全員で、次にどうしていけばいいのか話し合うことで可能性を広げていきます。
曲はさまざまなフレーズを重ねたもの。誰かのフレーズがあなたのフレーズを引き立ててくれます。
他のパートがあなたのフレーズを引き立ててくれるよ
同じタイミング・ニュアンスで演奏できるようになると、バンドの表現力が一気に高まります。
フレーズがつかめたら、フレーズを組み合わせた「曲の構成」を把握しましょう。曲の見どころを作るのです。
同じサビなら1番よりも2番を重点的に
後半で盛り上がるように曲の構成を把握しておきます。
間違えずに演奏するのが目的ではありません。曲の解釈(ニュアンス)をメンバーで共有することがバンドで練習する一番大きな目的。
スタジオに入るためには大変な準備が必要です。個人練習も必要、メンバーのスケジュール調整、スタジオの予約などやることは山のようにあります。
誰かひとりでも不十分だと、その日は後ろからスタートしなければなりません。メンバーへ気配りのできない人は、観客にもアピールできないもの。
準備はできる限りしておきましょう。
バンド練習では、自分の演奏がうまくできるかどうかよりも、メンバーの音を重点的に聴きましょう。
そんなときは、メンバーと話し合いましょう。
ちょっとしたひとことの繰り返しでバンドのサウンドが良くなっていきます。
よくあるのが「演奏できていない」ことを責める口撃。標的になると委縮してしまってそれ以上の演奏はできません。冬季オリンピックで見た女子カーリングのように、「こうするとどうだろう」「そだねー」と肯定しながら繰り返しチャレンジ。バンド練習は失敗よりも良くなる方法を重視します。
そして、次のスタジオまでに課題を持って帰ることができれば、その日の目的は達成です。
スタジオの中でしか通じないことや、スタジオ以外でしか分からないこともあります。メンバーどうしのコミュニケーションを普段から意識して深めておきましょう。
気になったことはその場で言いましょう。後から言われても覚えていない場合がほとんど。気心知れたメンバーならまだしも、はじめたばかりのメンバーなら喧嘩にもなりかねません。
言われた方も、詳しい説明は求めても反論しないことが重要になってきます。ただ「反論」と「対案」は別です。「代わりにこうしてみてはどうだろう?」という対案はバンドをステップアップさせてくれます。
できなかったことに対して不満をぶつけてもその場ではなにも解決しません。「次までによろしくね」そのひとことで次へ進みましょう。言われた人も「昨日、時間がなくて」など、言わなくていいことは黙っておきましょう。
表現方法はひとそれぞれです。
それぞれがどういう意味なのか、聴き返すことで、バンドメンバー同士の共通認識としましょう。最初はぎこちなくても時間が経つにつれ「前のアレね」「このことね」という言葉が伝わるようになります。
初めてバンドを組んだ方には「スタジオに入って練習する」ということはとても特別なことのように感じます。しかし、仲間うちの飲み会となんら変わりはありません。
あなたはそう感じているのね。私はこう感じていたんだ。
そういう意識するひとことを相手に伝えることが大切です。
緊張も不安もあるでしょうけれど、バンド活動を楽しみましょう。