ドラムを始めてみたけれど、基礎練習ばっかりでつまらない。
好きな曲を選んでみたけどレッスンだと飽きちゃう。
そんな悩みはありませんか?
昭和・平成と根性から始まった師匠と弟子の関係もいつしか変わり、先生と生徒の関係も変わってきました。
いま取り組んでいることは正しいとは思うけれど本当にこれでいいの?
この先どういうことができるのか一緒に考えてみましょう。
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楽器の演奏が上達するのにあわせて、誰かと一緒に演奏してみたり、人前で演奏してみたりするのが良いでしょう。
好きなアーティストの曲をコピーしたり、自分のオリジナル曲を作ってバンドで演奏することができます。
バンドメンバーは、軽音楽部の仲間など部活動から知り合うこともあれば、好きなアーティストのライブを観に行ったときのお馴染みさん同士だったりすることも。
音楽好きな友人からメンバーを紹介してもらえることだってあります。
そんなとき、お互いに好きな曲やアーティストをよく知っていることもあるので、音楽的なバックグラウンドの似ている人を見つけられることは素晴らしいことです。
好みの似ている人と一緒に演奏することは共感を得られやすく、長く付き合える関係になれる可能性が高いメリットも。
ライブハウスやバーなどでセッションが開催されている場合があります。
そういう場へ参加することで気の合う仲間を見つけることも。
セッションの種類によって異なりますが、ジャンルだったりアーティストなどのテーマ設定されていることが多くあります。
自分の好みのテーマにエントリーすると良いでしょう。
初めてだとなかなか参加しづらいもの。
そんなときは見学から始めてみても良いでしょう。
様子がつかめて次回参加しやすくなります。
仲間が増えると情報交換もでき、新しい音源情報の交換や、得手不得手に関する悩みの相談などもできるようになるでしょう。
音楽雑誌などで応募型のコンテストにエントリーする方法も有効です。
そのようなコンテストへ応募するには、自分の演奏を録音・録画する必要が出てきます。
多くの場合、なんどか演奏した録音・録画の中から良い演奏を選ぶことになります。
そのとき自分の演奏を客観的に聴き「良し悪し」や「改善点」を見つける能力を強化することができるでしょう。
再生した演奏よりも良い演奏を目指そうと自分の挑戦できることにチャレンジすることは応募音源を作るうえで大切な心構えとなります。
コンテスト参加の動機としても良いきっかけに。
あとで他の参加者の音源が聴ける機会も多いので、自分の演奏と比較し、参考になる点をどんどん見つけることでステップアップがはかれます。
聴く耳を育てるという意味でも、コンテスト参加は大きな成長を得られる機会なのです。
レッスンで習ったり、独学で勉強するなど、様々な方法で練習することができます。
しかし長く練習していると、この先どうしよう?と感じることもあるでしょう。
大雑把に「音楽はスキルとセンス」と言っても過言ではありません。
スキルは演奏技術のことだと思って良いでしょう。
演奏に関する知識もスキルに含まれます。
実際に体を動かさずに頭で理解することもスキルとして必要ですが、それだけでは演奏できるようにはなりません。
実際に演奏できるように繰り返し反復練習することが最も近道。
センスは感受性に似ている言葉。
強弱や余韻のニュアンスを表現する好みを育てます。
センスは、素晴らしいアーティストの演奏を観たり、他の芸術やスポーツなど感動を感じられる分野から多く得ることができます。
また、音楽表現の幅を広げるためには感情表現を覚える必要があります。
そのためには自分の感情を感じ取る感覚を養う必要があるでしょう。
自分がどんな喜怒哀楽を感じているのか掴み取れるようにしておくだけで構いません。
それらの技術的課題を克服する練習、センスを掴み取る努力、自分の感情と対話する気持ち、それらを意識している限り必ず上達します。
その努力を辞めたときが上達の上限です。
努力を続ける限り上限はありません。
「継続は力なり」です。
スキルやセンスはひとつ克服すると、すぐに次の課題が見えてきます。
これは、努力して何かを得たとき、これまで見えなかったアラが見えるにようなるのと同じこと。
ステップアップしている証拠です。
つまりあれこれ手を出すのも大事ですが、ひとつずつのテーマを大切に捉え、隠れている課題を見つけ出し、ひとつずつ課題を乗り越えていくことが大切になってくるのです。
このことは、見えない敵と戦い続けることにも似ています。
終わりのない旅ですが、いつまでもゲームが続くことに似ていますね。
つまらないと思うきっかけはこういう場面なのかもしれません。
行き着くところ、一番最初に始めた基礎練習が大切になってくることを知るでしょう。
一流のトッププロはほぼ全ての人が基礎練習を繰り返しています。
それは、勘に頼らない演奏をするのに必要不可欠だから。
「このくらい」という勘に頼って演奏していては、曲の中やステージの中でムラや癖が出てくることもしばしば。
「ここ」と思う確かな確信で繰り出される演奏には乱れがありません。
そしてメリハリもついてきます。
聴いている人を飽きさせない演奏に必要不可欠であることを知っているトッププロだからこそ、土台の積み重ねを繰り返すのです。
確かな土台の上に積み重ねられた演奏は聴いている聴衆に安心感をもたらします。
安心感のある演奏だからこそ魅入ることができるのです。
バンドもセッションもレコーディングもわかったよ。
で、それはいつ役にたつの?
いつでも役に立つよ!
練習に決まりはないんだ。
演奏したいと思ったときがそのときだよ!
そうは言っても、そんな機会なんて私にはやってこないわ。
ライブハウスやセッションバーへ行ってみよう。
初心者でもOKなところはたくさんあるよ!
まずは会場のスケジュールを見てみよう。
「セッション」と書いてる日に友達と見学に行くといいよ!
ライブハウスもバーも行ったことないけど大丈夫かしら?
何度もセッションを開催している会場なら、初心者にも最初から教えてくれるよ!
もし不安なら、最初に電話かメールで問い合わせてみよう!
そんな質問にも答えてくれるの?
それなら私でも安心して参加できるかも!!
スキルやセンスは努力次第でいつまでも身につけることができます。
観客を魅了する演奏も確かなスキルとセンスがあってこそ。
そのためには常に上達を意識する必要があると言ってもいいでしょう。
しかし慌てる必要はありません。
上達していないように感じても、夢中になっていれば自然とできているもの。
長い目で見てゆっくりと力をつけることをお勧めします。
上達する価値はしっかりとあります。
自信をもって!